【動機編】ぼんやり「やりたい」と思った理由と、胸式呼吸に戸惑った話

ピラティスやりたかったけど怖かった話 ボディメイク

「やりたい」と思っても動けなかった理由

2021年 大好きだった朝のラジオ番組で、有名なタレントさんがピラティス本を出したと販促ゲストに来ていた。2017年からPFCバランスやら宅トレやら意識し出した頃から、「ピラティス」という言葉は知っていたけれど、その本のタイトルがやたらとキャッチーで「へぇ」と興味を引いた。

その番組は改編で終わってしまったけれど、その後同じ時間枠の新番組のパーソナリティーさんもまた、ピラティス講師の資格を取るために勉強していると話しているのを聞いた。

なんだか「ピラティス」がやたらと私の世界に入りたがっている気がしたので、一応調べてみた。

検索バーに「ピラティス」と入れると予測変換に「ピラティスとヨガの違い」と出てきたので、そのまま表示させた。ピラティスは元々リハビリとして始まった経緯もあって「体幹を整え、姿勢やバランスを改善すること」。ヨガは心身の調和やリラックス効果に重点を置いているらしいことがわかった。

…なるほど?

確かに、ヨガよりピラティスの方が私の望む方向みたいだ。

でも、やろうとは思わなかった。

敷居が高すぎるという思い込み

一応「リハビリの一環」としての起源を知識で持っていた。だから、本来は気にする必要がないということも知識では理解できていた。
けれど、「ピラティス」で調べると出てくるのは、当然の如く美スタイルな女性が体のラインを惜しげも無く披露しているトレーニングウェア姿。

いやいやいやいやいや。

無理無理無理無理無理!!😭

当時のスペックは80kgオーバーのアラフォー(注意:控えめ表現)なのだ。どの面さげて、その場に行けと。

パーソナルならばいけたかもしれない。けれど、非正規雇用のロスジェネど真ん中の懐事情をなめんなよと言いたい。月数回のために諭吉を何人もお使いに出せるものか。

グループレッスン?

比較的お安く設定されているから、金銭的にはありかもしれない。でも私のメンタルが死んでしまいます。

「スタジオ行ったら浮くかもしれない」

「自分だけちゃんとできなかったら色んな意味で居た堪れない」

「レギンス履くとかマジ無理」

「一人だけゼェゼェドゥフドゥフ言いながらとか、ほんと無理…」

ただでさえ、投薬こそなかったとはいえ当時はメンタルクリニックに通っていた。つまり、他者からしたら「え、その程度で?」という程度のことでも十分に致命傷。(自分からトドメ差しに行くくらいならハナから通院なんてしない…)

そんなわけで、同僚や知人と「やりたいこと」的な話題になったとき「ちょっとピラティスは興味あるんだよねー」と話すだけだ。相手も私の実物を見ているから「そうなんですねー」で話題終了。あとはぬるい空気が残ればいい方だったのだ。

命の期限と引越しが “やりたい”を“やる”に変えた話

2024年5月、善意の献血に行ったことがきっかけで肝臓の状態がよろしくないことが判明し、精密検査を受けた結果「もって5〜10年」という命の有効期限を宣告された。

まぁ、どうせ人間なんて死ぬことだけは確定未来だから、取り乱したりなんてことはなかった。

…とはいえ、流石に「もって」という枕詞がつくと、話は少し変わってくる。

どうせ5〜10年で終わるなら、やりたいことをやってから死ぬのも許されるんじゃないかと思った。

引越先の近くのピラティススタジオを調べ、ある日の夜中、某スタジオのサイト内にあった「見学申し込みはこちら」フォームにぽちぽち入力して、気がついたら翌日の昼間には見学を済ませて契約してしまっていた。

ちなみに当時は「契約満了」というマジックワードで失業したばかり、かつ、引越直後。失業保険の受給要件が満たされてはいたけれど、初回受給前かつ貯金なんてものはほぼ皆無の状態だったから、「常識的な判断力」とかそういうのは、きっとどこかに行っていたんだろう。

ピラティスの“呼吸法”に最初めちゃくちゃ戸惑った話

初日はほぼパーソナルで、スタッフさんがつきっきりで教えてくれた。

骨盤のポジションの説明(インプリントとニュートラル)は、割とすぐ理解できたと思う。

昔の同僚に聞いていた「ヨガは腹式だけど、ピラティスって胸式呼吸なんですって」の言葉を痛感することになるとは思わなかった。

腹式呼吸は割と得意だ。
子どもの頃は合唱団に入っていたこともあるし、長じてからも腹式呼吸を意識することは少なくなかった。

でもですよ。

は?


胸式??


お腹を凹ませて…って腹式じゃ? え?肋骨を狭める?なんだそれ??

もはやイメージトレーニングの世界。


鼻で吸って口で吐くって腹式とどう違うの。


あ。肋骨狭めるイメージの有無か…?


肋骨の下の方を狭めるのね…。

アインシュタインが言ったとか言わないとかいう言葉が脳裏をよぎる。

Imagination is everything(想像力がすべてだ).

初めてのあの日以来、私は呼吸を意識するたびに人体骨格標本を脳裏に思い浮かべながら、下の肋骨を目一杯狭めるイメージをしている。(ちゃんとできているかはまだ本人の自覚はない)

上半身の骨ってこんな感じです

はじめてみて変わったこと

ピラティスを始めてから、書店や図書館に行くたびに、骨や筋肉の載っている人体構造図の──決してお安くはない──図録を買おうか、棚の前で立ち止まるようになったし、場合によっては手に取ることも増えた。(買えばいいのに笑)

命の使用期限

一番変わったことは命の使用期限のリミットが解除されたこと🎉

これは8月の血液検査のときだから、はじめてちょうど1ヶ月半くらい経った頃のことになる。これってかなりすごいことなんじゃないかと思う。

スタッフさんに報告したら、泣いて喜んでくれたのが嬉しかった。(N橋さんお元気ですか。記事書くの遅くなってすみません…😂

ダイエット・ボディメイク視点

-4.26kg、体脂肪-2.1%減を達成🎉

※ 数値の詳細やグラフ推移、ビフォーアフター画像は【Before/After編】(近日公開予定)にまとめます。

「週4〜6回ペースで30分/回」もやってそれだけしか減らないの!?😱 などと思うなかれ。(ほんとコレ私が一番思ってる😭💢

40代も後半になると若い時のようには減らないっていうのは嘘じゃないんだ!😭💢

10代の頃から体が大きくて(多用オブラート)「初回ボーナス」なんてとっくの昔に使い果たしているし、2017〜18年には食事と有酸素運動で10kgくらい順調に落とした経験だってある。
けれど今、同じことやっても全然思うようには減らないんだ!(くそぅ!)

それでも1年続けた結果、

  • フォームを褒められることが増えたこと
  • やった後の「リセット」感
  • 体をちゃんと使えている感じ
  • 分厚い鉄板を仕込んでいるとまで言われた肩が少し柔らかくなった(らしい)

こういう変化を得られたのが嬉しい&最高のご褒美だと思っています。(そう思わなきゃやってられないなんて思ってないよ😂)

理由なんてなんだっていい

あの時、いっそ考えなしと言われても仕方ない判断をしたけれど、その判断と行動をした私自身をものすごく誇らしく思ってる。

笑い話だけれど、ある日、母に「あなたピラティス大好きだものね」と言われるまで、好きという感覚はなかった。思わず「え、好きなの?」と聞き返すくらいには(めっちゃ他人事の反応)

でもまぁ、確かに嫌いだったら違約金払ってでもやめてたわな。間違いなく。

いもあん
いもあん

違約金といえば、私が契約した時はモニター価格?だったので(確か)1年の期間縛りがありました。思わず契約時に「もし私が死んだら、違約金の支払い義務は遺族に引き継がれますか?」と聞いてしまって、担当してくれたスタッフさんを困惑させた記憶があります😂
「遺族に継承される」と教えてもらったけれど、あの説はお手数をおかけしました。確認ありがとうございました(汗)

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