20代の頃、知人に勧められて本田健さんの著書を何冊か手に取っていました。
私にとって「セミリタイア」という言葉を初めて意識させてくれたのも本田さんの本です。
セミリタイアにはまだ手が届きませんが、今も憧れの存在のひとり。
そんな本田健さんが、このたび企画されたのが「ハッピーライティングマラソン」。
ご縁を感じて、私も参加することにしました。その第5回目のお題です。
あなたは子供のころ、どんな本を読んで、何を感じましたか?
そう聞かれると「たくさん読んでいたはずなのに、具体的には思い出せない」ということ、ありませんか?
私もまさにそうでした。
スチール製の本棚ひとつ分を“マイ本棚”として与えてもらっていたのに、いざ振り返ろうとすると記憶がぼんやりしているのです。
それでも書き出してみたら、ちょうど5つの本(+番外編)が出てきました。
地獄と極楽の話
人が亡くなったあとの世界を描いたフルカラー漫画。
閻魔さまや八大地獄の場面が強烈で、「絶対に地獄には行きたくない」と泣きべそをかいた幼少期の私。
菩提寺の本堂に飾られていた八大地獄絵図の記憶と相まって、極楽の描写よりも地獄のイメージばかり残っています。
数年前、京都のお寺の売店で再び見かけたので、今も探せば手に入るのかもしれません。
神話・民話
日本神話(記紀)やギリシャ神話の子ども向けシリーズや民話がたっぷり入った分厚い本。
母に読み聞かせてもらったり、自分でも繰り返し読んでいました。手に持って読むのが大変だった記憶があります(苦笑)
…けれど残念ながらタイトルは全く覚えていません(笑)。
絵本『ぐりとぐら』(福音館書店)
誰もが通る名作。
私の記憶の中では「パンケーキ」だったのですが、実際は大きな卵で作る「カステラ」でしたね。
夢のような挿絵にワクワクした思い出。
いまだに自分の背丈より大きなカステラには憧れているので、ぜひ一度お目にかかりたい…!
とはいえ、あのサイズを作るには重機が必要でしょうね…(まるで芋煮会のように)。
ちなみに自由が丘には、この絵本をモチーフにしたパンケーキが食べられるお店があるそうですが、まだ行ったことはありません。
アニメ絵本『赤毛のアン』
病院の待合室に置いてあった一冊。
ハウス食品劇場?のアニメを絵本にしたようなものでしたが、物語の中でアンの髪が赤から緑に変わり、毛先が蛇のようになるシーンがあり…それが強烈に怖くて。
以来「赤毛のアン」には苦手意識ができてしまいました。
高校時代に一度原作に挑戦しましたが、やっぱり途中で挫折。
でも今なら、最後まで読めるかもしれません。
絵本『それいけ!アンパンマン』
幼稚園の本棚にあったお気に入りです。
みんな大好き、アンパンマン。
当時はまだキャラクターも少なく、アンパンマン・カレーパンマン・食パンマン・ジャムおじさん・バタ子さん・チーズ・バイキンマン…ぐらい。
ちなみにおゆうぎ会では「バタ子さん」役をやった写真が残っています。
番外編:「小学○年生」
毎月楽しみに読んでいた学年誌。
特に覚えているのは、父親の晩酌ビールに興味を示した男の子が怒られた話の後日談で、2月29日生まれのお父さんに「今日は何回目の誕生日?」と聞くエピソード。
お父さん「10回目だよ」
男の子「僕と同じじゃないか!ビールなんて飲んじゃダメだよ!」
私は父には使えなかったネタですが(笑)、だからか今でも妙に記憶に残っています。
おわりに
こうして振り返ると、私の「子どもの頃に読んでいた本」は小学校2年生くらいまでの記憶が中心。
4年生くらいからは「りぼん」「なかよし」といった少女漫画雑誌が主流になっていきました。
懐かしい絵本や物語を思い出すと、その時の気持ちや感覚まで一緒によみがえってきます。
みなさんは子どもの頃、どんな本を読んでいましたか?
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