はじめに:パーマリンクについて考えてみた。
WordPressでブログを立ち上げたとき、「パーマリンク」の設定どうしましたか?
パーマリンクやカテゴリについて考えることは「URLの設計」ではなく、ブログという「あなたのお城」の図面づくりです。
だからこそ書く前に考える。少ない今が、最大のチャンスです。
記事がないことには「ブログ」が成立しないので、書く内容に思考が奪われがちです。
でも実は、他にも考えなくちゃいけないことがあって、そのうちの一つに「パーマリンク」の設定というのがあります。
パーマリンクってSEO・運用・ブログの成長に直結する重要ポイントと言われています。
わたしは今回、このタイミングで「パーマリンク構造を変更」する決断をしました。
この記事では、
- どんな設定にしていたのか
- なぜ今パーマリンクを変えたのか
- 変更時の注意点やツール
をまとめてお伝えします。
初期設定のまま放置されがちな“パーマリンク”
WordPressの初期状態では、URL構造は /?p=123 のような「意味のない数字」になっていることが多いです。
一見シンプルで問題なさそうに見えますが、実はSEOにもユーザビリティにも不利になるそうです。
しかも記事が増えたあとに構造を変えると、旧URLからのリダイレクトや404エラー対応に手間がかかります。(これは間違いない)
実際、私も別ブログを始めたとき、よくわからないまま(テキトーに)始めて痛い目を見たので、ココはちゃんとやろう!と思っていました。
いたのだけど!
や ら か し た !😣
“パーマリンク”の設定画面のおさらい
- WordPress管理画面>設定>パーマリンク を選ぶ

ここでは簡単に
基本(初期設定)
「数字(ID)」が入る。
数字はWordPressが自動的に割り当てる。どんな記事なのか、読者にも検索エンジンにもURLからは判断つかないので、多くの場合、推奨されてない。
日付と投稿名
「公開日/投稿名」が入る。公開日を変更するとURLが変わるという理由で、こちらもあまりオススメされていない。
月と投稿名
「公開した月/投稿名」が入る。公開日同様の理由で、あまりオススメされてない。
数字ベース
「archives/投稿ID」が入る。基本との違いはドメインの後ろに”archives”がつくくらい?
読者・検索エンジンともにURLだけではなんの記事かわからないので、オススメされていない。
投稿名 (オススメ✨)
「投稿名(記事タイトル)」が入る。
一見良さそうだけど、日本人ユーザーには日本語で表示される(=URL化した際に文字化ける)ので、投稿画面の「URLスラッグ」で英数字と”-(ハイフン)”、”_(アンダーバー/アンダースコア)”でつけ直す必要がある。
カスタム構造
文字通りカスタムできる設定。自由度が高い。
%year% | 年 |
%mounthnum% | 月 |
%day% | 日 |
%hour% | 時間 |
%minute% | 分 |
%second% | 秒 |
%postname% | 投稿名(記事タイトル) |
%post_id% | ページごとに割り当てられたID(数字) |
%category% | カテゴリー |
%author% | 著者名 |
例えば設定を「%category%/%postname%/%year%/%mounthnum%/%day%」にすると、「カテゴリー/テスト(投稿名)/年/月/日」というパーマリンクになる。
細かすぎると後で詰むので要注意⚠️
どんな設定にしてた?
元々カテゴリで分けたかったので、ちゃんと「カスタム構造」は選んでいたのだけれど、最初に書いたのが「日記」だったこともあって、「カテゴリー/年月日」形式しか思い浮かばなかったのでこの形。
/%category%/%year%%monthnum%%day%/%post_id%/(カテゴリ/年月日/数字)
前回、chatGPTとパーマリンクの罠にハマった経緯もあるので、この時点で別の視点が私にあったら…😭と悔やまれてならない。
もう少し考えて”post_id”を使わなければよかったのだけれど、あの時は疲労困憊して「早く終われー!」となっていたので、「とりあえずアップでき(記事が見れ)ればいいと思っちゃったんですよね。(これが「後の祭り」😂)
なぜ今パーマリンクを変えたのか
今が”最後のチャンス”と思った
現在の記事数は一桁。
この状態なら、リスク最小限のまま最適化ができると判断しました。
…とはいえ、Google search console入れてるから「ナニもしなくていい」わけじゃないんですけどね…。
選んだパーマリンク構造は:
/%category%/%postname%/ (例:diary/投稿名)
この設定にすることで、
- カテゴリーごとの整理が視覚的にもできる
- 記事タイトルを英語でスラッグに使えばSEOにも効果的
- 後から自分でも見返しやすい
というメリットが得られることを目論みました。
一番大きかったのが「そもそも年月日入れたいならスラッグで直接入れればいいだけじゃん??」ということに思い至ったから(遅)
例) diary/parmalink-yymmdd
内容が一目で分かり、時系列管理もできてとても便利です。
変更時の注意点やツール
注意点
URLが変わるということは、今まで貼っていたリンクやインデックスされたページがエラーになる可能性があるということ。
すでにサチコ(Google Search Console)に働いてもらっていたし、X( Twitter)に「ブログ更新しました」ポストをリンクつきでやっているので、デッドリンク(リンクが切れてる状態のこと)は極力回避したかった。
パーマリンクの重要性
パーマリンクは、単なるURLの形式ではありません。
「サイト全体の設計」そのものであり、記事の価値を伝える要素でもあります。
だから、本当は単純に「記事を書いてストックしていけば、ブログは財産になる」ていう考え方にはちょっと首を傾げたい。
これはある意味「卵が先か、鶏が先か」問題で、一概にはいえないのだけれどね。
ただ、カテゴリーやパーマリンクを考える必要は絶対にあって、これを無視してしまうと「クローゼットに身につけるものをとりあえず詰め込む」のと同じくらい大変だと思う。
せっかくあなたという唯一無二のユニークな存在の、軌跡をストックできるブログという場所を作ったのだから、見てもらいたいじゃないですか。
- URLにキーワードが入っているだけで検索順位が上がりやすくなる
- SNSにURLを貼ったとき、クリックされやすくなる
- 記事が増えても混乱しない構造が、後々の収益化・リライトに強い
こういうメリットがあるので、最初(初心者)から“パーマリンク=戦略の一部”と考えられたなら、それはすでに中級者以上の視点を持ったことになるんじゃないかな。と思います。
スラッグの命名ルールも「戦略の一部」
私はスラッグ命名のルールをその記事のキーワードと日付をハイフン区切りで表記(例:gsc-noindex-yymmdd)しています。
- 内容が一目で分かる
- 重複しにくい
- 同テーマでの時系列比較がしやすい
という(わたしの中で)メリットがあるからです。
おすすめツール
パーマリンクを変更すると、既存の記事のURLも自動的に変わり、デットリンク(リンク切れ)になてしまいます。なので、今回パーマリンクの変更と同時に「Redirection」というプラグインを導入し、旧URL → 新URLの転送設定を行いました。「301リダイレクト(恒久的な転送)」にしておけば、検索エンジンもきちんと引き継ぎを認識してくれる(らしい)ので。
このプラグインの良いところは
- 無料で使える
- 自動で404エラーを検出して提案してくれる
- シンプルなUIで初心者でも扱いやすい
ということなのだけれど、本当にめっちゃ簡単に出来ましたよ!
(後日設定方法UP予定です)
まとめ:パーマリンクは“なる早”で設定するのが吉
もしあなたがこれからWordPressでブログを始めたり、始めたばかりなら、
記事が少ないうちにパーマリンク構造を見直すのは、最も効果的な初期投資だと思います。
- 収益化を視野に入れている
- SNSで記事を紹介したい
- 後で記事を整理・リライトしやすくしたい
こういう考えがあるなら、今すぐ「設計」しておくことをおすすめします。
おまけ:チェックリスト|パーマリンク設計で見直したい5項目
- カテゴリー構造は整理されているか?
- パーマリンク設定は「/%category%/%postname%/」にしているか?
- スラッグは英語 or ハイフンで意味のある言葉にしているか?
- 今後の記事にも適用できる命名ルールを持っているか?(メモなどに残しておくとOK)
- URL変更時にリダイレクト設定は済んでいるか?
🌱「設計は面倒くさい」ではなく、「未来を楽にする準備」と考えてみてください。
未来の自分に、ちょっといい仕事をしてあげませんか?
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